ポール星人のサイクリング日記

趣味で自転車を楽しむ鷹組ポール星人です。 寒さに強く、暑さに弱い。

鈴鹿エンデューロ トロバラ2位

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土曜 休み

起床時64.3kg

本日は今シーズン最終戦鈴鹿エンデューロだ。

TTレースにしか出ない自分は当然トロッフェバラッキにエントリー。

昨日のカーボローディングの結果、体重は+0.1kgということで、大して蓄えられていない…

1時間半のレースだからまあいいか。

今日も朝から頑張って大食い。白米を通常量の3倍。

それから自宅ローラーで20分アップ。

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トロバラは5倍以下しか出さないから、アップで激しく上げる必要はない。400w程度の30s-30sインターバル5本のみ。

完璧に仕上がった。身体の見た目、安静時心拍数、脚の軽さ、実走でのスピード、パワー、全てが過去最高。

更に出発前に追い白米を掻き込んで念を押す(レーススタート3時間前)。鈴鹿サーキットへの道中もこまめに水分補給。数年前、バッファローマンさんとトロバラに出た時、脱水、低血糖になってしまった。心配要素はそれだけだ。

鈴鹿サーキットに到着し、受付してバニラさんと合流。ここでホイールの選択について会議。バニラさんはほとんど後ろなので、50mmでいくらしい。自分はアイオロス9(90mm)とZIPP404(60mm)の2択だ。例年スタート時の風は緩く、今年も同様に風は弱い。しかし、夕方にかけて徐々に風が強まるため、少し悩む。結局、下りでの牽引を考慮してアイオロス9に決定。僅差の勝負になった時、僅かでも後押しになってくれるだろう。

それから、今日の風を考慮して先頭交代のタイミングについて打ち合わせをし、一旦解散。

 

準備をしつつ、こまめに水分補給。アクエリアスに粉飴とBCAAを溶かしてある。鷹組ワンピースジャージを着ると、ジャージの上からでも腹筋が浮き出ているのが分かる。

召集時間になり、集合場所へ。直前のアップは脱水になるし、そもそもロードレースのようにスタートアタックがないから必要ない。

待機中、周りを見ると強豪チームがいくつも…。昨年覇者の名岐ベンドさん、ヨノツさんと勝水さんのペア、LifeRideさんなど…。あまり周りを気にしても仕方がないのだけれど。

 

そしてスタート。

とりあえず1周目はホームストレート中盤まで牽くつもりで。

ゆっくりとシケインを登る。5倍まで。

裏ストレートは緩い向かい風。エアロフォームで風を切り裂いていく。スタート直後の興奮を考慮し、パワーを抑えて楽に回しているのに330wくらい。仕上がりが完璧すぎて、自分の感覚より1割増しのパワーが出ている。今までにない全能感だ。今日の自分は最高に仕上がっている!

スプーンの登りはとにかく抑えて、スプーン出口に向かって緩やかに加速。ここから少し追い風になる。ヘアピンはとにかく慎重に。数秒ロスしても転けるよりマシ。フロント90mmをチョイスしたので、デグナーは風を警戒して突っ込み過ぎないように。ヘアピンからS字まではエンデューロ選手との接触にも注意しなければならない。何度も前が詰まってタイムロスしたが、脚を休めることができてラッキーと思うようにする。焦らず落ち着いて丁寧に脚を回す。

 

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第1コーナーを回ってホームストレートに入ると、向かい風に変わる。まだ脚には余力があり、そのまま5倍以下で引き続ける。自分は余力があったが、バニラさんの様子を見るため、コントロールライン手前で先頭交代。ここからは斜度が上がるからそこまで風除けの恩恵がないし、むしろバニラさんのペースで登ってもらったほうが良い。シケイン出口までの約1分間引いてもらい、再び自分先頭で裏ストレートへ。これを4周繰り返した。ラップタイムは平均で8分を少し切る程度。このペースなら10周できそうだ。まだまだ余力がある。このままだと1時間20分を切ってしまう。楽に回してるつもりなのに、そんなに速いのか?優勝が見えてきた。

しかし、そう甘くはなかった。5周目のシケインで、バニラさんが限界宣言。ここからは登りのペースを極端に落とし、先頭固定でいくことに。ホームストレート、シケイン、スプーンの登りは300wを超えないように気をつける。加速もゆっくり。このあたりから風が徐々に強くなってきて、S字が追い風。追い抜きが危ないため、ほとんどペダリングを止めて下る。ラップタイムは8分15秒程度になった。

6周目あたりから、優勝争いチームと認定されたのか、先導バイクが付いて前方を開けてくれた。お陰で少し楽に追い抜きができるようになった。

魔王さんが毎周シケインでタイム差を教えてくれる。1位とは10〜15秒くらいらしい。3位ともあまり差がないという接戦。自分の脚はまだまだ余裕なんだけど、とにかく2人で完走することが第一だ。ここで焦ってはいけない。

9周目になると、バニラさんが相当キツそう。登りでも下りでも遅れ始め、後ろを確認しながらの走行になる。このあたりからマトリックスの選手が付いてくれていた。風も強くなってきた。向かい風のホームストレートは、あえてエクステンションバーを持たず、上体を起こして風を受け止め、バニラさんがドラフティングに入りやすいようにする。

9周目は8分30秒とかなりペースダウン。

10周目も同様だが、最後のホームストレートでラストスパートして8分20秒くらいでフィニッシュ。

タイムは1時間21分20秒 Ave.42.8km/h 260w

1位に14秒差の2位!

自分はまだまだ余力あり。完璧な仕上がりだった。練習でも1時間260w以上は普通に出ていたが、まさか260w程度でこんなタイムが出るとは思わなかった。

最初の4周のペースを少し落とせば、最後の失速もなく、優勝できたのではないか、という後悔はあるけれど、目標の表彰台には上がれて良かった。

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正直なところ、自分がこんなに速いとは思わなかった。驚きしかない。今まで、長距離のTTは苦手だと思い込んでいた。思い返せば、最初は平坦が苦手だと思い込んでいた。それが、TTの練習をしたら平坦の苦手意識もなくなった。それと同じで、長距離の練習をしていなかったから苦手だと思い込んでいただけだった。自転車には限らず、自分にはまだまだ伸び代があるのかもしれない。

来年の4〜8月はレースに出られないだろうけど、また鈴鹿エンデューロのトロッフェバラッキは挑戦したい。

 

チームを組んでくれたバニラさん、本当にありがとうございました!エントリー前、トロバラの相手がいなくて困っていましたが、美山TTに続き、バニラさんのお陰で出場することができました!

また、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!魔王さんが毎周タイム差を教えてくれて助かりました。

 

唐突ですが、次のレースは来週、木曽三川リレーマラソンです!2kmコースを周回し、42.195kmを10人でリレーして走るレースです!1週間でランナーに変身し、カテゴリー優勝目指して頑張ります!