ポール星人のサイクリング日記

趣味で自転車を楽しむ鷹組ポール星人です。 寒さに強く、暑さに弱い。

今年の総括と来年について

ここのところ体調が万全でなくトレーニングできてないけど、2023年も終わるし今年のまとめと来年に向けての話を……

 

今年はアーティファクトレーシングチームに所属しJBCF登録、E3からのスタート

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9月10日 新城クリテリウムDay2(E3)

 

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集団を絞ってからの圭くんアタックで逃げ切りE2昇格

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JBCF初の表彰台

 

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9月30日 ながわまちTT(E2)


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今年一番調子が良かったレース


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狙っていた登り区間でトップタイム

得意のアップダウンTTで全カテゴリ最速タイムを出して優勝

E1まで上がることができた


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11月5日 しろさとTT 100km


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調子は落ちていたが研究の成果を発揮して優勝


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長距離TTの面白さを感じることができた


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来年は東海地域で多くのJBCF E1選手が所属するmkwからレース参戦できることになった

 

アーティファクトのジャージがカッコよくて好きだったから本当に悩んだけど、実際にレース参戦するとなると近くにチームメートがいた方がやりやすいことも多い

そしてもう一つの理由はチームTTにも出てみたくなってきたから

mkwであればTTに取り組む選手も多く、JBCFレースでもチームを組める可能性が高い

ただ、先述したようにE1選手が多く所属するレベルの高いチームであるため、自分がチームメンバーに入れるかは今後次第ではある

 

早くトレーニングできるようにしないとと思いながら、こんなところで2023年をまとめました

アーティファクトの皆さんのおかげでJBCFレースに参戦でき、楽しい思い出とE1への出場権を得ることができました!

本当にありがとうございました!

mkwの皆さん、どれくらいレースに出られるか分かりませんが、よろしくお願いいたします!

第6回しろさとTT100km 優勝!Ave.44.36km/h

11/5 有給休暇

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昨年の第4回しろさとTT50kmの部で優勝し、今回は100kmにエントリー

目標は完走!

2時間以上のレースに出たことがなく、かなりのチャレンジだったため10月はひたすら対策練習を繰り返した。

9月はJBCFの短距離レースに照準を合わせて調整していたため、1ヶ月で体を修正する必要がある。

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長島3往復100kmを目標にしたものの、1回目は脚の痛みが出て完走できず。


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2回目は対策して完走したものの、脚攣りで最後に失速した。

この時点で目標を優勝に切り替える。


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3回目は補給で脚攣り対策し、タイムを改善した。

この時点で目標はコースレコード2時間15分台に上方修正。

 

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4回目はパワーを10w上げてみたが、1往復で腰が痛くなり1.5往復でリタイアした。

この後、これを改善するためにポジション変更したものの沼に嵌り100kmどころか50kmも耐えられなくなり、絶不調に陥る。

 

本番のカーボローディング手順だけは数回実施して確認し、起床時間からレース開始までのタイムテーブルも作成しておいたが不安なままレース前日、遠征の日を迎える。

出発前に30分ほど実走し、まだポジションが定まっていないため土壇場で変更を加える。うまくいくように祈るしかない。そしてshiv TT discを車に積んで出発!

今回も前日移動で水戸に前泊した。三重から茨城はかなり疲れる。今回のしろさとTT参加者で東海3県から2名しか参加してないのも仕方がない。朝は多少疲労を残して起床。

諦めモードだったがここまで来てDNSというわけにもいかず、同行してくれた彼女からも

「エントリー費15000円払ってるのに出ないのは勿体ない!絶対完走しないと!」

と言われて頑張ることにした。

2時間超のレースということでグリコーゲンは満タンまで積んでおかないといけない。

今回は2〜3日前からカーボを増やし、前日の移動中もこまめにおにぎりを食べていた。

当日朝はレース開始5時間半前の6時に起床、米を1.5合と水戸納豆、梅干し、味噌汁等、少し時間を置いてバナナ3本、さらに大福も用意していたが体調を考慮すると消化が追いつかないかもと思いやめておいた。自分は内臓が弱く、食事からレースまではかなり時間を空けないと消化不良になる。あとはレース前までパラチノースEAA配合のスポーツドリンクを飲んでいた。

そして会場に到着すると空気入れが無いことに気づく。一瞬焦るが、メカニックブースで無事空気を入れてもらえて一安心。

フロント: プリンストン6560 gp5000CL25C &ビットリアラテックス5.5気圧

リア: roval321 gp5000CL28C &ビットリアラテックス 5.5気圧

早速サドルの位置を微調整して試し乗り。

多少マシになった。今日はこれで頑張るしかない。

時間までパラチノースドリンクを少しずつ飲みながら準備して、15分前には招集場所へ向かう。

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レース中の補給は750mlボトル1本のみ。スポドリパラチノースEAA、mag-onの混合物が入っている。これも本番想定練習で補給が足りることを確認済み。

そして11時35分頃から順次スタート!

しろさとTTは並んだ順で一人ずつスタートし、最初の1周はタイム計測無し、1周回ってからタイムを計測するローリングスタート形式になっている。

100kmは5.67km ×18周

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鈴鹿サーキットの距離でほぼ平坦なオーバルコースをイメージしてほしい。2箇所の小さな登りがあるものの、斜度は緩やかでTTポジションのまま走行するのが最速。ただ、姿勢が変わらないと腰が痛くなってくるため、自信のある人以外はダンシングを入れたほうが良い。

路面はこれ以上ないくらいスムーズで、鈴鹿サーキットとは比べ物にならないくらい路面抵抗が少ない。明らかに速度が出る。

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↑スタートラインを正面から見た写真

丘の頂上がスタートライン

 

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↑スタートラインからの下り坂

正面に見えるのが最初のコーナーで、曲がると登りになる

 

1周5.67kmだから一人ずつコースに出た後はゆっくりスタート地点に向かう。エネルギーは無駄に消費したくないし、アップをする必要もない。

風は3m/s程度で、ホームストレートが横向かい風、裏ストレートが追い風になっている。

裏ストレートからホームストレートに入るコーナーが正面からの向かい風となり最もキツい。

 

しばらく走行したところで実力者の佐久間さんが抜いていった。ここからは佐久間さんの3秒後ろにつけて追走する。

色々と調べた結果、今回の100km参加者で佐久間さんが頭一つ抜けてるかなという印象。予想タイムは2時間18分(1周7分40秒)

自分は2時間15分、つまり7分30秒で周回することを目標に準備をしてきたが、不調に陥り7分40秒に下方修正した。つまり、佐久間さんと競り合うことになる。前に見えている状態で走行し、タイム差を把握できるようにしておきたい。

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後方10m、横1.5mはドラフティングゾーンとなり、それ以上近づいて走行することは禁止になっている。この範囲には入らないよう注意して走行した。

佐久間さんの3秒後方につけたまま1周し、スタートラインを通過。

丘の頂上がスタートラインで、そこから一気に下る。ここで勢いがつき過ぎて佐久間さんを抜いてしまい、いきなり前に出ることに……。

こうなったら一気に差をつける!と思い270w弱、7分30秒を切るくらいのペースで走行する。佐久間さんの予想タイムより速いため、ここで諦めてもらえるとありがたかったが実力者の佐久間さんにこの程度の揺さぶりは通用せず、引き離すことはできなかった。

逆に1〜2周したところで佐久間さんに抜かれ、結局こちらが追走する形に戻る。

そしてここからが本当の戦いになる……。

佐久間さん先頭で走行した3周目は7分23秒と平均46km/hペース(272w)。明らかにゴールまでいけないペースだ。

まるでロードレースのような展開になってきた。

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このあたりまでが20分268wで一番きつかった。パワーだけ見れば余裕のはずだが、コンディションを落としており余裕がない。

ところが流石の佐久間さんもこのままではゴールまでもたないと判断したのか、4周目からペースが落ち、45km/h程度(7分35秒程度)になる。この時点で他の参加者より確実に先行していると確信。このハイペースで100kmの序盤を走行する選手はいないだろう。

 

そしてこのペースで8周目まで走行した。

途中、もう一人ゼッケンNo.を覚えておいた有力選手をパスし、佐久間さんと自分がレースの先頭に立っていることを確認できた。

このあたりで右脚が痛くなってくる。やはりこの問題はポジション調整しても解決できていない。

慎重にペダリングして脚がゴールまでもつことを祈るのみ。今シーズン最終レースだからゴールまで耐えたらあとはどうなってもいい。

まだまだ先は長く、油断できないなと思っていたところで佐久間さんのペースが更に落ちた。

9〜11周目は44km/h程度(7分40秒)

やはり自分がキツい時は相手もキツい。途中、30mほど佐久間さんと差が開くこともあったが、無理せずマイペースで走行する。

12〜17周目は更に落ちて43km/h程度(7分50秒)

この辺りでところどころ佐久間さんを抜けそうな場面があったものの、結局脚に不安があり速度差をつけられず、勝負を決めることができなかった。

スタートから1時間半が経過し、集中力が切れてぼんやりしてしまう時間帯だ。無駄に一点(佐久間さん)に集中し過ぎず、余裕を持って視野を広くし、冷静に状況を整理する(上司に教わった)。

無理に佐久間さんと一定距離を保つ必要はない。多少離されてもいい。ドリンクは飲んでいるか?まだ残っている。

そしてゴール予想時刻の30分前にドリンクを飲み切るように調整しながら水分補給。

予想より気温が高く少し脱水になっている。また、大福を食べなかったことで本番シミュレーションの時よりエネルギーが不足しており、体感的にも少しハンガーノックの不安が出てきていた。それらの不安もこのあたりで勝負を決め切れなかった原因だった。

そして18周目

佐久間さんの後方3秒以内のタイム差でゴールすれば優勝だ。緊張してくるが、できるだけ平常心でペダリングを続ける。

そして向かい風の最終コーナーを抜け、最後の直線に入る。

残り1kmで500wのスパート!

佐久間さんを抜いて一気に加速し、50km/h以上の速度を保ったまま最後の丘に突入。ゴールラインまで踏み抜いた。

 

2時間17分57秒!!

 

平均44.36km/h  248w

佐久間さんとは16秒差、予想通りのタイムで優勝!

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最後のスパートまでは余裕があったものの、脚の痛みと脱水がある中で無理にスパートして限界を超えた身体がゴール後悲鳴をあげた。両脚攣ってしばらく動けず。

タイムは予想通りだが、本調子ならコースレコードが狙えたのにという残念な気持ちもある。

ただ、今回は本調子でない中で確実に勝つという目標を掲げ、約2時間一貫した戦術を取れた。勝ち方はベストでないものの、初参加の100kmでこの結果は上出来だろう。

事前の調査で、佐久間さんについて行けば最低でも2位になれる、という確信があったのも大きい。

なお、しろさとTTのドラフティング判定は10m以内であり、これを利用して僅かなドラフティング効果を狙う走行法は多くの参加者が実施している。以前主催者の競技説明動画で「10m後方でも僅かにドラフティング効果があるためうまく使って下さい」という話もあった。昨年参加した際には、200kmの高岡さんが50kmの鬼形さんをペーサーとして利用する場面があり、しろさとTTならではの走行方法として面白い。自分は10mギリギリを狙ってペナルティタイムを加算される危険を犯したくなかったため、15mを目安にしていた。ここまで離れるとドラフティング効果と言っても最早誤差レベルだろう。時々20m以上差が開くと、佐久間さんの後ろにつきたい人が割り込んでくる場面もあった。流石に僅かなドラフティング効果で佐久間さんのペースに耐えられる人はおらず、すぐ千切れていったが……。

自分の場合はタイム差を把握するために佐久間さんの後方を走行しており、ドラフティング効果は元々狙っていないためピッタリ10m後方につこうとはしなかったし、距離が縮まってもドラフティングエリアに入らないよう、横にずれて走行することもあった。

ロードレースとは異なり実力が拮抗していないと成立しないテクニックではあるが、今後参加を検討している方は参考にしてほしい。

 

そして表彰式

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今回から表彰式が行われるようになった。以前参加した際はホームページで結果発表、賞状と副賞は後日郵送で届いた。

まさかのチャンピオンジャージに驚き!前回は貰えなかった。練習用ジャージとして活用し、三重県の皆さんにもしろさとTTを広めていこうと思う。夢は東海圏で表彰台独占!

 

終わった後は帰宅まで好きなもの食べ放題。

しばらくレース出ないからね。

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帰り道も長かったが、昨年と違い彼女と交互に運転できたから少し楽だった。ありがとう!

そして帰宅。

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副賞はこんなかんじ。

 

往復も含めてとても大変なレースだったが、無事終えられて良かった。

素晴らしい大会を企画運営してくださったしろさとTT主催のLumina様、本当にありがとうございました!

そして参加者の皆様、長時間にわたる過酷なレースお疲れ様でした!

 

これで50kmと100kmを制覇した。

次は200kmに挑戦かな?いきなり優勝を狙うのは無謀だからまずは完走、そして3位以内を目標にしたい。

そのためにはまずベーストレーニングを積み、レース対策としては補給戦略が大事になってくるだろう。長距離TTにおけるTTバイクのセッティングについては今回の100kmでかなり知見を得ることができ、今後も役立つと思われる。

次は200kmTTで新たな景色を見たい!

 

ではまた!

JBCFながわまちTT E2優勝

9/30 有給休暇

66.6kg

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ついにE2デビュー戦、ながわまちTTの日がやってきた。

休暇を取らないとレースに出られないため、JBCFは今期最終戦となる確率が高い。

少ないチャンスを確実に掴むため、この日のために作戦を練り、コースを想定した練習を繰り返し、トレーニングと食事でコンディションを整えてきた。

前日からのカーボローディングで体重は微増

疲労で少し脚が重い。昨日は機材の準備や最終確認走行で予想以上に時間がかかり、疲れてしまった。

朝から車に自転車を積み、長野県へ

到着すると涼しい風が!

いやー、暑さに弱い自分にはありがたいですね。涼しくなってきた秋のレースが最も得意。

標高1400mだから涼しいのは当然ですが。

アーティファクトのチームメイト、神田さん、森本さんにも挨拶し、4年振りに同じレースに出るマスターズポイントリーダー、サンドゥ・ヨノツさんにも挨拶。たぶんヨノツさんは自分のこと覚えてないけど笑

 

早速準備を整え、試走へ。

コースがテクニカルだという情報があり、機材は最後までTCRと迷ったものの、結局shiv TT discにした。

コースは8.8km(と言われていたが実際走行すると8.1km)の公道コース

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4kmの公道を封鎖し、道の真ん中にコーンを置いて往復するため、往路で登りになっているところは復路では下りになる。

まず、スタート直後から路面が荒れていて跳ねる!先行き不安

すぐコーナーが来るため、そこまで飛ばす必要はない。

まもなくコーナーを曲がって登りに入り、まずはヒルクライム能力が試される。1.4km7%で、登り始めは10%の急坂

ヒルクライムを一切しない自分がこの日のために登坂の練習をしてきた。試走ではゆっくり登り、斜度が確認できればOK

しかし、予定よりも脚が重く感じる。疲労が抜けきっていない。大丈夫か?本番のアドレナリンで踏み切れることを願うのみ。

登り後半は斜度が緩やかになり、頂上まで登ると緩やかな下りに入る。

ここからは一般的なTT能力が試され、空力も重要。

50km/hくらいは出る下りだから、登りで出し切って下りで休むのが最速プランだろう。斜度に対してどれくらいのペース配分が速いのか、ホームコースの477バイパスTT練で鍛えられているから大丈夫なはず。

往路終盤は再び緩い登りが出現するため、そこまでに脚を回復させて、折り返しまでの登りでパワーが出せるようにしなければならない。

折り返して復路に入ると、逆に緩い下りとなりスピードが出る。ここで休みつつとなるが、道が曲がりくねっていてコーナーワークも気をつけないといけない。そして最後の勝負所が復路中盤の緩い登り。最後の力を振り絞り、下りに入るまで踏み切るイメージだ。

そして急な下りに入ると体力的にはレース終了。あとはダウンヒル能力の勝負に切り替わる。

終盤にキツいS字が2回あり、そこはベースバーを持たないと吹き飛ばされるだろう。というか斜度が10%近くあるからブレーキかけないと80km/hくらいまで加速してしまうはず。

2回試走したものの、下りでスピードを出した2回目は最後のコーナーを曲がりきれずコースアウト……

非常に嫌な気分で試走を終えた。

レースが怖くなり、フロントホイールのプリンストン6560を45-50に変更。45-50は内幅21mmで28c付けてるし、ブレーキが効きやすい。もちろんローターは160mmに変更している。

土壇場で機材変更したものの、それでも不安は収まらず。2時間半前には自信満々で会場入りしたのに……。

時間になり、召集場所へ向かう。

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JBCFのTT検車は初めてだが、事前検車を受けていたため特に問題なし。JBCFかすみがうらTT覇者の荻野くんから助言をもらい、バー先端の高低差で引っかかった時のためにパッドスペーサーを用意していたが使う必要もなかった。

召集場所ではCOW GUMMAの鬼形さんと埼玉のオレンジジャージの選手がオーラを放っていた。

鬼形さんとは昨年11月のしろさとTTで対決し、その時は勝利したものの実力は非常に高い。今回一番のライバルだと予想していた。勝つためには全力を尽くさなければならないし、ミスは許されない。しろさとTTの時、「来年はJBCF登録しようと思ってるので、またどこかでお会いしたらよろしくお願いします」と話していたけど現実になるとは……。

 

試走で失敗したことが逆に良い方に働いたのか、嫌な緊張感はなくなった。ペース配分、コーナリング、ブレーキのタイミングなどを脳内でシミュレーションしているうちに、落ち着いてやるべきことだけを考えられるようになっていた。

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いざスタート台に上がると、全く緊張はなく、良い意味で無心になり、自然体でスタートできた。

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全く力みもなく、落ち着いて加速する。

すぐに鋭角コーナーがあるため、そこまでスタートで飛ばす必要はない。

しっかりブレーキして曲がり、曲がった先からいきなり10%の登りになる。

ここはコース中で最もパワーを出す場所になる。この序盤に一番パワーを使うというところが今回のコースで難しいところだ。自身の体力ゲージが見えていないと適切なペース配分ができない。基本的に序盤から脚の大半を使い切ることは怖くてできない、したくない。しかし、それをしないとタイムが出ない。脚の8〜9割を使うイメージだが、少しでも使いすぎるとその後垂れて終わってしまう。

だから一番パワーメーターを使う場所になる。練習で鈴鹿スカイライン湯の山温泉を登り、どれくらいのパワーで何分登れば体感的なキツさがどの程度で、そのあと何分くらい踏み続けられるのか確認した。レースでは「こんなにキツかったら最後までもたない!パワーを落とせ!」という脳の主張を聞いてしまってタイムロスすることがある。ローラーではなく実際に同じくらいの登りで限界まで踏んでおいて、そのペースが何分持つのか確認したことが安心感に繋がった。

10%の区間は400〜500wで踏み続け、斜度が緩くなったところからは少しパワーを落として登る。早くも前方に30秒前スタートの選手が見えてきて、パスする。前の選手より自分の方が息が荒い。しっかり攻めた走りができている。

1.4kmの登りは短いようで長く、長いようで短い。斜度が緩くなった区間でもベースバーを持ち続けていたことは今回の反省点。4%以下の区間はTTバーを持たなければならなかったのではないか?

頂上付近で2つ先、1分前にスタートした選手をパスして緩い下りに入る。感覚的には8〜9割の脚を使っていて、かなりキツいがまだ踏めるはずだ。

しっかり加速してTTポジションをとる。

200w程度まで落として完全に休む。起伏のあるコースでTTの練習をしているため、このあたりのペース配分は感覚的に分かる。

下りに入って最初の左コーナーは速度が乗っているため、念のため左手だけベースバーを持つ。かなり疲労している状態のため操作を誤る可能性があり、ここは確実性重視で。

そのあとは折り返しまでTTポジションを崩すことはない。緩い下りでしっかり脚を休め、折り返し手前の緩い登りは再び踏んでいく。

折り返し手前で3つ先、1分30秒前にスタートした選手をパスして折り返す。

折り返すと逆に緩い下りになり、50km/h程度まで加速する。このあたりで観戦している人がいて、「速い!」と言っていたから他の選手よりしっかり加速できているのだろう。

復路の緩い下りはコーナリングも気が抜けない。道幅が狭いため、TTではコーナリング体重移動が遅れて少しでも膨らむと危険。

下りの途中で4つ先、2分前にスタートした選手をパスし、体力的なラストスパート、最後の緩い登りに入る。

この登りを終えるとほとんどペダリングできない下りがあり、そのあとは短い平坦でゴールになる。そのため、下りに入るまでに脚を使い切ってしまって問題ない。

この緩い登りが体感的に長く、キツい。40km/hは出ているため当然TTポジションで踏み続ける。結局、少し脚を残しすぎた状態で下りに入る。ここはもう少し攻めてよかった。

下りに入ると試走とは打って変わって集中力が増し、スムーズに下っていく。最高速度75km/hだったがそんなに飛ばしている感覚もなく、無理なく速度が出ている。

結局、25cを付けた6560よりも28cを付けた45-50のほうが安定感があり、下りでも安心だ。

終盤のキツいS字コーナーでは適切なブレーキタイミングで体重移動もしっかりできて、危なげなく曲がれた。

試走でコースアウトした最後の左コーナーも、ブレーキのタイミングを修正して確実にクリア。しかし、ギアを軽くしておくのを忘れて立ち上がりでロス。勿体無い。

最後に下りで休めた脚を回して、ゴール直前のコーナーは路面が荒れているため無理せず確実に曲がってゴール!

12分11秒!!

8.8kmのコースで予想は13分台だったが、実際に走行してみると8.1kmだったため、12分台前半というタイムが出た。

暫定1位!

スタート前にオーラを放っていたオレンジジャージの選手、サイタマサイクルプロジェクトの松崎さんを43秒上回りトップに立った!

12分のレースで43秒は大差だが、それでも後ろに控えるCOW GUMMA鬼形さんのタイムを確認するまでは安心できない。

間も無く自分より5つ後でスタートした鬼形さんがゴール!

タイムは12分32秒で、自分が21秒上回った!

その後の選手は12分台を出すことができず、最終的に3位以内昇格圏内はこの3名で確定した。

 

終わってからはまず鬼形さんと話す。登りは2人ともほぼ同じペースだったらしい。自分は3分25秒5.7倍でKOM、鬼形さんは3分28秒と3秒差しかない。

やはり、登りを制するものがレースを制すると予想してこの登りで出し切った2人が1,2フィニッシュとなった。最初の登りで出し惜しみをしてしまうと、その後で挽回するのは難しい。

おそらく、鬼形さんと自分の差はその後の中盤、緩やかなアップダウン区間で垂れたか垂れていないかだろう。登りはほぼ全力だが、そのあと脚が無い中で失速せずに誤魔化してTT走行する技術は得意なところ。ホームコースの477バイパスに育てられた。

鬼形さんに「TT勝てるまで挑戦します!ライバルだと思ってるんで!」

と言ってもらえたことは本当に嬉しい。

お互い真剣にTTに取り組んで、同じレースで勝負できるライバルがいる。

いつか鷹組の先輩、ドラコさんが言っていた。

「1回同じレースで競っただけでマブダチみたいになる。仕事も家も家族も知らないけど、昔からの親友みたいな気持ちになる。レースはそういうところが良い」

この言葉を思い出す。

みんな、仕事や家庭や他の趣味や食べたい物、行きたいところがあり、もしかしたら病気や怪我、事故もあるかもしれない。そのような中で時間を作って、多少は他のことを我慢して、トラブルを乗り越えて、このように同じ趣味を続けて、同じレースに出て競うことができる。

お互いいつまで続けられるか分からないし、自分も来年続けられるかも分からない。でも、今日同じレースに出て真剣に競うことができた。このような体験があるから、競技がより面白くなるのかもしれない。

 

鬼形さんはしろさとTTにも参戦するらしく、また来月会うことができる。種目は違うけど。

自分は今回100kmに挑戦する予定。

 

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そのあとはヨノツさんとツーショット

ヨノツさんは惜しくもマスターズ2位だったらしい。翌日のチームTTにもチームメイトの古田さんと2人でエントリーしているらしく、古田さんも交えて3人でお話させてもらった。

(翌日のチームTTは3位!おめでとうございます!)

 

それからアーティファクトの神田さん、森本さんとも話す。森本さんはE3で2位!昇格おめでとうございます!神田さんは入賞!

5名で参加しているmkwの方々とも少しお話

大きなチームでE1選手も多く、地元三重からも近い。レース以外でも練習でそのようなレベルの人達と競っていかないとなかなか全日本の出場資格には届かないだろう。また練習会等お願いしてみようかなと思う。

 

そして、東京パラリンピックのロードレース、TT2冠、杉浦佳子選手とツーショット!

レースでお疲れのところ快く応じてもらえました!

パラリンピックのレースも凄かったけど、インタビューでポジティブかつ面白い人柄が見えて、様々なことを乗り越えてきた気持ちの強さも知り、ファンになりました。

初めてお会いできて嬉しかったです!

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表彰式

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副賞でお米5kgを貰いました!

ありがとうございます!

カーボは基本的に米

1日3〜4合食べるのでありがたいです!

 

優勝することができ、一安心。

今回のレースは得意なコースだったから「優勝しなければ!」というプレッシャーが大きかった。毎週のようにレースに出られるわけではなく、チャンスは少ない。本当にこの1レースに懸けてきた。詳細な対策を考え、準備してきた。結果が出て嬉しい。

E1優勝者のタイムよりも16秒速く、全カテゴリー最速タイムだったのも良かった。やはり1位と2位では気持ちの面で全然違う。

 

そして優勝したことでE1昇格、100pts獲得し、来季E1スタートがほぼ確定した。

全日本選手権の出場権を得るという目標でJBCFに登録したが、ようやくスタートラインに立つことができた。これからE1レベルの選手とロードレースを戦い、そのレベルのレース展開に対応していかなければいけない。

今よりもレベルアップし、選考対象レースで規定の順位以内が取れれば全日本選手権に出ることができる。

非常に不思議なのが、TTの全日本選手権なのにロードレースで結果を出さないと出られないというところ。年1回くらいTTの選考レースを実施しても良いのではないかと思うけど、何故無いのだろうか?

 

たった8kmのレースのために仕事を休み、長野まで行くということで必ず結果を出さなければならないプレッシャーは大きかった。

そのような中で実力を発揮し、無事結果を残すことができた。

そしてE1に上がり、これからが本番だ。

 

JBCF大会運営の皆様、参加された選手の皆様、開催にご協力いただいた長和町の皆様、ありがとうございました!

良い雰囲気の素晴らしいレース会場でしたので、今回第1回ですが来年以降も続いていけば良いなと思います。

 

 

そして、早朝から同行してレース開始まで時間管理してくれた彼女にも感謝!

ではまた!

JBCF新城クリテリウムE3 逃げ切り2位

9/10 休み

65.05kg

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@yuki_asato さん

 

遂にJBCFデビューの日がやってきた。正確には昨日の予選レースでデビューしているけど、予選落ちがないため練習みたいなものだった。その割に楽しんでしまい、朝起きたらなんか脚が重いなーと感じる。体重計に乗ると65kgしかない!2kgも減ってしまった!これは脱水とグリコーゲン不足なのではないかと思い、出発までに米1.5合とミネラル、水分補給を行い、新城までの移動中も1Lのスポーツドリンクを飲んだ。

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そして到着!試走に行くと脚が軽くなっていて、鼻歌混じりに400wが出る。良かった……今日も絶好調だ。

ここに至るまでの3ヶ月間、なかなか大変だった。L2〜3の基礎トレーニングと筋トレをひたすら2ヶ月以上続け、レース前の2〜3週間は短時間高強度でピーキングした。短時間高強度を始めるまではキレがなくとても心配していたが、あれよあれよとパワーが上がり9月に入って1分以下のMMPを全て更新!20分300wも軽々達成し、どの角度からでも勝負できる状態に仕上がった。

そんな回想に浸っていると、昨日の予選で知り合ったばかりのスプリンター、イナーメの中野圭くんが前方に見えた。

「調子どうなの?」

と声をかけてみると、「まあまあです」と。

自分は「めちゃくちゃ調子いい」と答えておいた。乗り始めて3ヶ月でこれならもう100点でしょう。

一緒に今日のコースを試走しながら、勝負所や作戦の意見交換をする。とにかくE2に上がるためには3位以内が必須。それぞれ単騎で戦うと潰されて集団スプリントのリスクを背負う可能性がある。できれば2人で逃げたいという話はしていた。

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1周1kmのオーバルコースで1箇所だけ1列棒状になるコーナーがある(マップ右下)。下りからの左コーナーで、この立ち上がりを先頭で踏めばインターバルをかけられる。それ以外は勝負所がない高速コース。平均速度は牽制が入っても40km/hを軽く超えると予想。

E3は24周24kmだが、こんなコースではあっという間に周回を消化して終わってしまう。集団スプリントまでのカウントダウンにプレッシャーを感じながらも、どこかでチャンスを見つけて抜け出したい。

試走はあっという間に終わり13時、E3スタートの時間になった。自分は予選8位のため、2列目からのスタートだ。

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号砲が鳴り、落ち着いてクリートをはめる。狭いコースに横5列で並ぶため、怖くてリアルスタート直後のコーナーでほぼ最後尾まで下がってしまう。インターバルかかりつつも、これを何度も食らうわけにはいかないとホームストレートでごぼう抜きし、先頭付近まで一気にポジションを上げる。圭くんも先頭付近で展開していた。

それにしても、レースになると1周の体感時間が短い。あっという間に終わる。実際最速ラップが2周目で1分18秒だった。追い抜きができる区間は唯一1列棒状になる左コーナーを抜けてからホームストレート終わりまでと短い。

とりあえず序盤から逃げることは難しいコースだが、勝負をかけるまでまだ時間がある。ライバルの脚を削るため、序盤から積極的に飛び出して後ろに追わせる作戦に出た。

ところが1人で飛び出してホームストレートを通過したところで後ろから落車音が……。

この時、昨日の予選で1位だったオルカの選手が落車したらしい。路面は荒れていてあまり良くない。安全第一で。

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↑は1人で飛び出しているのに誰も追ってこないから「来いよ!」と繰り返し腕を振り回してアピールした結果乗ってくれたお二方と。

 

中盤になるとみんな疲れてきたのか集団のペースが明らかに落ちる。自分が200wで先頭を流しているのに誰も前に出てこない。サイクリングか?

左コーナーのインターバルで出走した21人中半分は居なくなっていた。

ここからはほとんど動きがなく、ただ周回数を消化するのみ。自分も仕掛けていきたいが昨日の予選で単独逃げをしてマークがキツくなっており、1回失敗すると集団スプリントになってしまうかもとなかなか踏み切れない。

ここで残り7周、もう時間がない!

焦ってきたところで例の下りから左コーナー手前、圭くんが「村山さん!」と声をかけて先頭に出た。

ここでしっかり後ろに張り付き、コーナーを抜ける。雨で路面はスリッピーな状態。神経を使いながらのアタックだった。

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@yuki_asatoさん

 

圭くんの見極めは素晴らしく、集団の追走が鈍い。ホームストレートを自分が引き、一気に勝負を決めにいく。上半身との連動が良く、高強度時のペダリングに手応えを感じていた。

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アタック開始した下り手前で圭くんに交代し、コーナリングは圭くんに任せる。そして再びホームストレート手前で交代するというサイクルを繰り返し、あっという間に集団が見えないくらい差が開いた。

ラスト3周あたりで圭くんがキツそう!ここは長めに引けるよう少しだけ抑えていく。チームTTの経験が活きる!

この危ない時間帯を超えたところで集団とのタイム差26秒と知らされる。このコースで1周10秒以上縮めるのは不可能。勝ちを確信。

あとは落車に注意して安全に距離を消化し、ラスト200m看板が見えた。

「圭くん!優勝や!」

「村山さん!あざす!」

互いの健闘を讃えて握手し、事前の予定通り圭くん先頭でゴール!

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無事2位でE2への昇格を果たすことができた。

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圭くんありがとう!

アタックのタイミングとコーナリングに助けられた!

 

参加された選手の皆様、JBCF大会運営の皆様ありがとうございました!

 

JBCF次戦は9/30 ながわまちTTの予定。

本業のタイムトライアルでE2から1発昇格を狙います!登りありの8.8kmで予想タイムは13分台とJBCFのTTにしては長めで脚質的にもこれ以上ないくらい適性がある。3週間でTTの調整をしていきたい。

次はshiv TT discを相棒に、再び表彰台へ!!

鷹組練習会 93km

6/25 休み

 

本日は久しぶりに鷹組練習会へ

この日のために2週間調整してきた(大袈裟)

とは言え6月から乗り始めてまだ1時間半乗ったことはなく、3時間の練習は不安あり

どこまで脚がもつかな……

今年、歴3年にして富士ヒルシルバーを達成したKさんをお連れして伊坂ダム

元ランナーでウルトラマラソンをやっていたこともあり、Kさんの持久力は圧倒的

ただ、チーム練習はあまり経験がなく、是非この楽しさを知って欲しいと思い、今回お誘いした

久しぶりの伊坂ダム集合

人数が多い!

フックリーダー、メフィラスさん、グドンさん、ナースさん、キールさん、ニシワキさん、Kさん、ポール

 

ポールはサンコーさんで購入したばかりのTCRに乗って参戦

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まだ100km程度しか乗ってないけど、もう乗り慣れた

サンコーさんが完璧に組んでくれたから、ほぼポジション調整もしていない

ようやくロードもディスクブレーキに!

しかし!練習会に行けば最早ディスクブレーキが当たり前!

TCRよりも遥かに強力なエアロマシンが何台も!

いやー、今時の機材インフレにはついていけません

自分にはセカンドグレードのTCRで十分すぎる!

ちなみに本日最強バイクはKさんのTarmacSL7!もちろんデュラエース

 

そんなわけで高級バイクに囲まれてスタート

久しぶりだから気持ちが昂る!

序盤は様子見

飛ばさないように心がける

Kさんも順調についてきている

小島に入ると一気にハイペース!

久々の風圧にビビりながら、キツイ時ほど丁寧なペダリングで鷹組トレインに乗る

ローテは速度維持して無難にこなし、最後はグドンさんからフックさん、ゴール前でポール先頭

流れでトップ通過〜

久しぶりのスピード感

皆さんのおかげです

 

そのあとは再合流して再びローテ

常に速い!速く感じる!

脚が衰えていて休めるところがない!

Kさんは後方固定だが普通についてきている

キツくなってきたところで坂本の坂へ

無理せずついていく

中盤、ここまで息を潜めていたKさんが先頭へ!

自分は後ろに張り付くことしかできない

最後は更に後ろから上げてきたナースさんにギリギリ張り付いてゴール

既にキツイ

藤原で休憩

ここからは勝負所

納豆坂はナースさん、ポールで序盤の緩斜面

自分は無理せず抑えめで引く

斜度が上がったところでKさんがペースアップ!

何とかついていくも最後の右カーブでナースさんに抜かれ、Kさんにも離されてゴール

ほぼ限界……

再度合流して三段坂へ

自分先頭で登り始めると、すぐにKさんが出てくる

1段目から限界に近いが、三段坂は下りがあるから1回離されると追いつけなくなる

何とか張り付き、2段目へ

Kさんはいつのまにか千切れていたが、ナースさんに引いてもらい耐える

3段目で先頭

我慢して踏んでいたらいつの間にか単独先頭

そのまま頂上通過し、下って最後の平坦へ

納豆坂の休憩所まで、程々のペースで耐えてゴール

休憩所で水分補給

暑すぎる

再出発後のスプリントは速すぎて張り付くのが精一杯

高速ローテからグドンさんのスプリントで終了

そのあとは大安ルート

この辺りで脚が無くなってくる

全く踏めず

解散してからはコンビニでアイス食べて帰宅

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燃え尽きた……

 

皆さんありがとうございました!

トライアウト!神奈川県 足柄峠TT

1/22 休み

体重不明

前日は学生時代の友人とTarmacを車に乗せて湘南までドライブ

昼頃に到着

現地の友人とも合流して3人で江ノ島観光

死ぬまでに1回は行っておきたかった

伊勢志摩みたいに自然豊かな雰囲気を想像していたが、完全な観光要塞!

島を歩いて1周できるんだけど、殆ど売店や飲食店が並んでいる

三重県民であればおかげ横丁を想像すれば分かりやすい

もちろん歩く道に土や草などない!

綺麗に整備されている

階段が多いですが、体力に自信がない人も安心!

エスカと呼ばれるエスカレーターがあります笑

1周した後、友人と「期待外れだったなあ」と言いつつ、一生で1回は行っておきたかったし、もう行かないだろうけど、今後テレビ等で映像を見るたび、「いつか行きたいなあ」と思わなくて済むようになったから行っておいてよかった

その後は鎌倉行ってご飯食べて、珍しくビールも飲んで、解散

ビジネスホテル泊

 

というわけで、22日は朝からドライブして神奈川県の西の端まで

神奈川を拠点に活動するアーティファクトレーシングチームのトライアウトに参加

東海から荻野くん含む数名が参加

まずはスキルテスト

8の字とボトル拾い

初めてだったから危うかったがクリア

次に面接

そしてみんなで近くの足柄峠までサイクリング

麓で説明があり、1分間隔で1人ずつスタートしていく

自分は荻野くんの次にスタート!

20分以上かかる峠で、しかも8%という本物のヒルクライム

4年ぶりに峠を登る自分には厳しすぎる

全くできる気がしなかったけど、荻野くんを目標にスタート直後の急勾配をインナーローで踏み倒す!

パワメはいきなり500wとか出てるけど何かの間違いかな?

39×25Tしか付けてないのはアホだった

どうせヒルクライム無理だしと思ってわざわざ付け替えたりしなかったからね

1分半で急勾配区間は終わったものの、普通に登りは続く

3分経たないうちに早くも荻野くんのデカい背中が見えてきた

追いつくのが早すぎる

ペース配分失敗してるなあと思いつつ、スタートから3〜4分で荻野くんをパス

そこからしばらくして、いきなり平坦区間出現!!

平均勾配8%超えの峠で平坦区間はダメだろ!

これからどうなっちゃうの〜〜😆

峠なのに40km/hで疾走 🚴三

トンネル抜けて、再び登る

ここからはキツい

スタートから9分程度でチームカー(レンタカー)が抜いていく

後から「車内では『良いペース!』って盛り上がってた」と聞かされたけれど、その時の自分はいつ垂れるかという恐怖との戦いだった

後半に入ると10%超の急勾配が連続

インナーローでは足りなくて70rpmを切ってしまう

どこがゴールだろう?と思っていたら、いきなり「ここまで頑張って!」と声が聞こえ、唐突なゴール!

21分台くらいだったかな?

最近全く登ってなかったけど、それなりに頑張れた

 

そんなこんなでトライアウトは終了

後日、合格発表があり、無事アーティファクトレーシングチームの一員としてJBCFに参戦できることとなりました!

ロード用シューズ更新 Shimano RC903

12/26 休み

67kg

 

今日は名古屋のカトーサイクルへ

4年間使ったシューズshimano RC901を更新するため、RC903の試し履きに向かう

4年前もカトーサイクルで試して購入したんだったかな?

あの時は衝撃だった

足にフィットするし軽いしソールは硬くて本当に凄かったな

 

午前中に到着して早速RC903を履いてみる

まずは現在と同じ41.5から

アッパーが薄くしなやかになっているし、BOAの締め付けも改良されている!

より軽やかにしっかりとフィットする

安売りされているRC902も見てみたが、アッパーはRC901と大差ないようだったな

RC903は41.5でいい感じだったけど、一応41と42も試す

41は爪先が少し当たっていた

42は先が余る

やはり41.5で、ついでにインソールsolestarの赤(コントロール)と靴下も購入

solestarは熱成形タイプとは異なるアプローチのインソールで、簡単に言うとカーボンの板

4年間でインソールもヘタってるんじゃないかなと思って買い直した

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見た目もカッコいい!

 

帰宅してzwiftレースで早速試す

EVR Asia Race
Today 19:00
Neon Flats   3 Laps   44 km

日本をモチーフにしたマクリ島のネオン街を駆け抜ける平坦高速コース

アップの時点で300wが軽くて、パワー出し過ぎてしまう

ソールが硬い!

やはり旧シューズはヘタってたんだろうな

レース前に買えば良かった

しっかりフィットして快適だし

 

レースはスタートからハイペースで進み、平坦コースなのにキツイ!

下りでもないのに50km/hを超える場面が多く、ひたすら張り付いて耐える

コーナーが連続する区間では毎回強烈なペースアップがあったものの、カッチリしたソールがパワーを受け止めてダイレクトに伝達してくれる

スイートスポットで一瞬入力するだけでペダルが回ってくれて楽だった

3周回を終え、何とか集団でゴール前へ

ラスト2kmからのネオン街連続コーナー区間で予想通りペースアップ

6倍で踏み続けて、先頭はそのままロングスプリント体勢に……

ある程度ついていきつつ、ラスト400mでエアロヘルメット使ってスプリント開始

しかし先頭には追いつけず3位でフィニッシュ

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今回はいつもより1枚重いギアでスプリントしてみた

ゴール前での失速を防ぐ目的だったが、高速巡航からのロングスプリントではそもそもmaxパワーが出ないから1枚軽くて良かったな

このあたりの技術も難しい

シューズの感触は良かったし、今後が楽しみだ