ポール星人のサイクリング日記

趣味で自転車を楽しむ鷹組ポール星人です。 寒さに強く、暑さに弱い。

京都美山8kmITT優勝!TTT3位!前編

土曜日 休日

朝から京都に向けて出発!こんなに遠くまで遠征するのは初めて。

道中は案外スムーズで早く着きすぎた。のんびり準備してとりあえず写真f:id:takabianchi:20190526060005j:image

やっとTTバイクでレースに出られる。エントリーしたレースは8kmITTと16kmTTT(2名)。ざっと見たところ、2レースエントリーしている人は見当たらない。初参加のため、レースの間隔が分からないが無謀なチャレンジなのか?そもそも招集に間に合うのか!?

ITTは12kmの部もあり、例年そちらがメインレース、ハイレベルになっているが、2レース走るためITTは8kmの方にしておいた。あくまでも狙うはチームTT

それにしても暑い。受付前からすでに消耗。受付を済ませて2周試走。片道2kmの片側1車線道路を往復する4kmの周回コース。往路は登り基調、復路は下り基調だが、割と小さなアップダウンがあり、勾配の変化に合わせてこまめに変速する必要がある。エクステンションバーの先端にスイッチが付いていてありがたい。ロードバイクの時は変速のたびに手を離してSTIを操作していたからね。速度は、往路40km/h前後、復路50km/h〜55km/h程度か?風はあるものの弱く、フロントはアイオロス9で決定。コーナーと言えるようなところは折り返し地点しかなく、ほぼフィジカルだけで決まるコース。ど平坦ではなく、平均速度も少し低めになるのでパワーで押していける。自分のようなTT経験の浅い選手には有利か?

TTTを一緒に戦うバニラさんと合流し、色々話しながら出走の時を待つ。競技開始30分前くらいにもう一度2周試走して心拍を上げておく。ただ、あまりの暑さにビビってしまい、MAXまで上げ切らずにやめてしまった。それにしても暑い。気温は31℃か…

そして時間になって並ぶ。上位に入りそうなのは、昨年覇者のデストラ久保田さん、「打倒久保田さん」を目標に掲げるバニラさん(昨年4位)、シクロクロッサーのけーなかさん、昨年乗鞍チャンピオンクラス5位の梅ぴょんさん。特に自分の1つ後ろで出走する梅ぴょんさんは、おそらく平坦TT初参加で実力が未知数。しかし全国レベルのクライマーで、菰野HCは25分台と自分のベストタイムより3分速い。

緊張と暑さでスタート前から苦しい。喉の渇きが異常。f:id:takabianchi:20190527061528j:image

けーなかさん(写真右)、ポール星人(写真中央)、梅ぴょんさん(写真左)

自分だけ順番待ちの姿勢がダサい。

あまりの暑さにこの時点で心が折れかけ。まだ熱順化していない。

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そしてスタート。

前走者とは30秒差。緊張MAXで心臓がおかしい。体が動かず、ゆっくり加速。そしてサイコンをスタートしていないことに気付き、ボタンを押す。酷すぎる(笑)。

TT練習時のデータから推測すると、往路(登り)巡航時350w、復路(下り)巡航時300wは確実に出る。仕上がり次第で2周目に踏んでいけばいいかな、という感じだった。しかし、蓋を開けてみれば酷いもので、緊張で心臓だけが速くなってパワーが出ない。頑張ろうという気持ちも湧いてこない。それでもレースだから脚を止める訳にはいかず、惰性でなんとか往路を終えて180°コーナー。体が思い通りに動かず、大きくタイムロス。そこからの加速も鈍い。下りは50km/h以上出るので、300wでエアロ重視。

折り返してしばらくすると、30秒差スタートの梅ぴょんさんとすれ違う。30秒差あるのか?ないのか?分からないがギリギリか?性格的に闘争心が薄いからか、接戦になっても頑張ろうという気にならないのがダメ。チームTT個人TTの違いはここだな。チームTTなら、相手を気にせず、チームのために追い込めるのに。ITTレース四回目だが、やっぱり個人TTは好きじゃない。気持ちは折れているのに、レースだから脚を止められない。辛くない程度に抑えて下っていくと、3km過ぎたあたりで前走者のけーなかさんに追いつく。1kmあたり10秒も速く走った計算になる。

その後、まもなく折り返し。スタートラインを越えて、180°コーナー。出場選手中最低のコーナリング技術で大幅にタイムロスして2周目へ。練習の成果はどこに行ったのか?体が思うように動かない。しばらく行ったところでまた梅ぴょんさんとすれ違う。あまり距離が変わっていない気がする。2周目に入り、流石にここからは追い込まなければいけない。しかし全く楽しくない。喉の渇きが異常。速く走るというより、ただ耐えるだけ。全然速く走れていないのにつらくて、情けない気持ちでいっぱいだ。それでも2kmは短く、すぐに折り返して最後の下りへ。あと2km。早く終わって欲しい。チームTTが頭にチラついて、この後2倍の16kmなんて走れるのか?少し力を抜いておいた方がいいんじゃないか?と余計なことを考え始める。追い込めていないぶん、脚が無くなって垂れる心配は無い。無事、速度を維持したままゴールラインに到達。

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↑エリートさんに撮って頂きました!

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タイムを見る気にもならなかった。事前に心拍を上げきっていなくて、アップ不足だったのか?暑さか?緊張か?呼吸が苦しくてゴール後ゼーハーしていたら口から液体が飛び出してきた。自転車で吐いたのは初めてだな。

 

後編へ続く