ポール星人のサイクリング日記

趣味で自転車を楽しむ鷹組ポール星人です。 寒さに強く、暑さに弱い。

7ヶ月ぶり2回目の平田クリテ C2初参戦逃げ切り優勝

パゴスにも手伝ってもらったが、結局ビアンキの変速はどうしようもなく、諦めてTarmacで出ることにした。流石に軽く3万キロ以上使った6600のリアディレイラーは寿命なのかなw

Tarmacだから、絶対に落車してはならない。

最初から先頭に出て、前を譲らないくらいの気持ちで行こうと決めた。

ジャージは、鷹組ジャージが1枚しかないから破りたくないのもあって、パールイズミジャージで。多少マーク逃れのためのステルス機能があるからでもあるw

いや、平田クリテ2回目の自分がマークされるわけないか…

DHバーは外しておいた。TT用のめちゃくちゃ前乗りでハンドルガツンと下がってるしこんなので走れるのか?ポジションの問題もあるからやはり逃げてTT状態に持ち込むしかない。

空気圧は7.5。64kgだけど、こんなもんか?少しゆるいかな?ビビリだからあまり入れたくない。とにかく落車だけはしたくない。

 

パゴスが応援に来てくれるということで、パゴス運転で木曽三川公園まで。

木曽三川公園からはアップも兼ねて自走で平田を目指す。

最初はDHバーがなくてポジションの違和感しかなく、思うように走れなかった。

しかし、しばらく試行錯誤するうちに思い切って前乗りすれば下ハンもブラケットも余裕だとわかってきた。前傾を深くして体幹を意識すればTTポジションのように乗れる。あとは、クリテだから下ハンダンシングで30km/hから45km/h以上まで素早く加速する練習を何回かした。最近は巡行しかしてないからインターバルはさっぱり出来ない。早いうちに逃げてインターバルから解放されなければならない。

そして、最も重要な上ハンをアームレストにしてTTポジションをとる練習。

クリテはこれが出来ないと話にならない。場合によっては最も多く使用するポジションになる。いや、逃げることしか考えてないからこうなるのだがw

 これがなかなか良くて、今日はいけるんじゃないかという手応えを掴んだ。

DHバー付属のアームレストがないぶん、更に肘が低くなり、空気抵抗が少ない。

そんな感じで一通り技術的な練習をしつつ、体のアップも終わってもうすぐ会場に着く頃、アップ中のドラコさんとすれ違った。いつも通りすごい勢いで飛んでいった。

ドラコさんはいつもガンガン攻めてるイメージしかない。

だから鷹組の赤いジャージが凄く似合ってるというか、かっこいい。

ドラコさん、今日はC1参戦予定。

 

河川敷に降りてしばらく行くと、ローラーでアップ中のピーター発見!一緒にC2を走る予定なので、調子を聞いておく。

受付があるので、取り敢えず本会場へ。

受付を済ませた時、マークする予定のヨウスケさんのサインを確認。

いつもスタートアタックを掛けているし、積極的に逃げを狙う人なので、ヨウスケさんのアタックに乗って逃げを成立させようという作戦を立てていた。

それから、C1出走予定のカナン、C3出走前のカーリーとも遭遇。少し話す。

以前サンコーさんでお会いしたポール星人のファンだという男性にも遭遇した。

久しぶりだし良いところを見せないと!

※参考

朝練ミルク周回 - ポール星人のサイクリング日記

 

その後、アップ終了したピーターが来て、カーリーのC3を観戦しつつ作戦会議。

取り敢えず、作戦はスタート直後のヨウスケさんのアタックに反応すること。

1回目で決まらなければ2回目にも乗る。

かなりいい加減な作戦だw

カーリーは序盤から先頭付近で展開していたが、やはり牽きすぎたらしく、最後は周りを囲まれて動けず終わってしまったようだ。クリテの位置どりは難しくて自分にはよく分からない。やはり自分は逃げるしかないな。

ケムラーさんやカナンのように勝負勘がある人達は集団内で上手くやれるから無駄な力を使わず勝ってしまうけれど、自分は位置どりが出来ないから自分の力をどんどん使っていくしかない。

どうせ今日はAACA前の追い込みで来てるから、難しいことは考えずに力を使い果たしたい。

C2は11周22kmくらい

30分くらいのレースのうち20分逃げれたらAACAのTTの感覚に近い。

 

C2スタート前、ケムラーさんとドラコさんに煽られるw

逃げるしかないなー

しかし、このタイミングでサイコンにトラブル発生。何も拾わなくなる。

前の平田でもサイコン無かったし、まあ、いいか。

サイコンを確認すると無駄に体力を使ってしまうし、案外自分の感覚に頼ってペダリングしたほうが良い時もある。結局は数値ではなく、相手との勝負。

 

ピーターと2人で3列目に並ぶ。前にはシードのヨウスケさん。

 

そしてスタート。

ゆっくり脚を回して2コーナーを抜けながら、前方のヨウスケさんを見る。

明らかに仕掛けそうな雰囲気。裏ストレートで右端から前に上がって反応できるようにしておく。

ピーターも前方をキープしている。

そしてリアルスタートとほぼ同時にヨウスケさんのアタック。

完全に読み通りで、右端から反応して合流。3人で少し抜け出す。

ヨウスケさんが「回してくぞ!」と言い、自分が牽いて3コーナーへ。

しかし、7ヶ月ぶり2回目の平田クリテ。コーナーの感覚がわからん!

減速しすぎてしまい、4コーナーで完全に吸収。

ホームストレートで5番手あたりまで下がってピーターの前に入る。

これは想定内。次のチャンスを伺う。

2周目に入って2コーナー。

立ち上がりで軽く加速していくが、しばらくして振り向くと中切れが起きていた。

集団先頭にはピーター。

ありがとうピーター…

 

ピーターのナイスなアシストのおかげで、デストラの方と高校生とポール星人で3人の逃げができる。

2人は短いローテだが、AACAで逃げようとして失敗した経験から、ショートローテで逃げを作るのは難しいと分かっていた。

確かにプロ程の練度があれば良いんだけど、自分達のような素人では交代のたびに一車身ずつ後退していくだけ。

ここはポール星人ゴリ押しの長い牽きで集団を引き離す。

2周目からはコーナーの感覚を掴み、あまり減速せずに曲がれた。

やや集団との差を開いて交代。デストラの方はあまり牽かないが、高校生は長めに牽くようになった。

3周目の裏ストレートで自分が牽くとデストラの方が脱落して、ここから高校生とトロバラ。

3周くらいで25秒差ついてたかな?朝練習したばかりのTTポジションが最高にハマっている。サイコンないけど、かなり速度出てるんじゃないの?

裏ストレートは自分、ホームストレートは高校生という感じで、1km毎に交代していく。高校生があまり交代上手じゃないのもあって、長めのローテ。

高校生はコーナー前で必要以上に減速し、立ち上がりでめちゃくちゃ踏むからタイムが稼げないところでダメージが蓄積する。これは苦しいが、2人の逃げは理想的だから耐える。

自分が牽いた後のコーナー立ち上がりで死にそうになりながら食らいつき、暑さに耐えながらボトルの水を飲む。

5周目が一番辛かったかな。

6周目になると、高校生がかなりつらそうになってきた。しかし、立ち上がりの加速は健在なので、見た目が苦しそうなだけで体力はあるのだろうと思っていつも通りの場所で交代合図を出す。高校生は加速してホームストレートを牽き始め、自分は何とかついていく。しかし、ホームストレート半ばでいきなり高校生が交代合図を出し、つらいのかな、と思って交代したら高校生がフラついて接触しそうになる。

大丈夫か?と思ったけれど全然大丈夫じゃない。完全に出し切ってる。高校生は集団に追いつかれるまでもなく、そのままリタイアしたそうだ。

オールアウト寸前でもあの加速してたのか…

力の使い方覚えればもっと長く逃げれると思う。というより、自分が早く交代してあげればよかったのか。

 

単独になってホームストレートを通過し、集団とのタイム差は25秒。

1人になってしまったので、少し抑え目にして一定のペースを刻む。

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カナン撮影。ありがとう!

 

7周目はやや頑張り気味。

しかし、単独になっても差は縮まらず、7周完了で26秒差。

これ、集団は牽制してるか、追走を諦めて2位狙いに変更したな…

というわけで、ここからは流し気味で体力を回復させる。

というより、1人だとそこまで追い込めない弱さ。

追い込まなくても勝てると思うとやはり楽な方に逃げてしまうよね。

まあ、後ろの集団がタイム差を見てペースコントロールしている場合、中盤に少し緩めて最後にガツンと上げてやると相手の計算を狂わせることができるので、これはこれでいいのかもしれない。

10周目はかなり緩めた。ここまで25秒一定で推移してきたタイム差が18秒まで縮まる。流石に緩めすぎた。

そして11周目、ラスト1周でペースアップ。1枚重くして踏み込んでいく。

最後のホームストレートはさらにギアを掛けてミルク周回の最後をイメージしてTTポジションで加速。55km/hくらいは出てたのかな?

追い込む為に来たことを思い出し、ゴールラインまで踏み切った。

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Kazuhiro Oshimaさんに撮って頂きました!

 

そしてガッツポーズで吠えておいた。

平田クリテは逃げ切ると観客みんなが拍手してくれて、暖かい雰囲気だから良いね。

そして鷹組応援団とハイタッチ。

ポール星人のファンの方も1コーナーで見てくれてて、声をかけてくれた。

 

終わったら前回と同じくコーヒーを貰って、テント前で記念撮影。

今回は次回参加無料券を貰えた。シード権もあるし、来月も出ないと…

 

逃げでかなり追い込めたし、C1で戦える脚が残ってないのでダブルエントリーはやめた。

そしてC1の応援をしたが、ドラコさん、ケムラーさん、カナン、と3人とも足切りになってしまった。C2で勝てる人がC1では完走すらできない。C1とC2ではレベルが違いすぎる…

それでも自分のスタイルは変えたくない。

C1でも可能な限り前で展開して逃げに乗る、逃げを作る。

捕まっても足切りになっても良いから、楽しみたいよね。

 

今日はAACA前に良い感じで追い込めたかな。

長く逃げれたしTTの練習にもなった。

コーナリングの練習も出来てとても有意義だった。

 

AACAまでの1週間はあまり天気良くない予報。

またローラーかな?

調子は良いから落ち着いていこう。