シマノ鈴鹿を終えて
20日の夜はほとんど眠れなかった。
レースの興奮がおさまらず、平田クリテ初参戦の夜と同じような状態。
21日、あまり眠れないまま朝を迎え、とりあえずサンコーさんに借りたホイールを綺麗にする。これのお陰で勝てた。
10時、ホイールを車に積んでサンコーさんへ。
勝利報告とホイールのお礼。
「ほら、勝負はやってみないと分からんやろ?」
みたいなことを言われた。
それからこのホイールが横風を推進力に変える仕組みについてレクチャーを受けたw
確かに、使ってみてリムハイトの割に横風に強い印象はあった。
実業団レースでは使えないらしいけど、ホビーのTTならこれで全て戦えそう。ディスクいらないんじゃないかと思うくらい良かった(ポール星人ディスクホイール使用経験なし)
それからすぐ鈴鹿サーキットへ。
シケインで観戦しつつ、バッファローマンさん、組長さん、バニラさんと雑談。
バッファローマンさんに、「昨日の走りは自分で満足できた?」というようなことを聞かれた。
結果は嬉しかったけれど、走り自体は正直到底満足できるものではなかった。
最初からフォーム崩れてたし、気持ちも途中で切れていた。
ライン取りも微妙だし、何よりペース配分が出来てなかった。
自分の限界を把握できていない。
だから力を温存し過ぎる。体感でつらいと思うくらいでは大して体力使ってない。
ブルーさんとの練習のほうがずっと追い込めていたし、練習でやっていることの半分くらいしか本番で出せていない。
ホイールのお陰でそれなりには走れたけれど…
そもそも、練習で自分の本当の限界まで追い込んだことがあるか?
倒れるまでローラー回すしかないだろう。限界がいつ来るのか、練習で体感しておかなければならない。
ブルーさんくらい追い込まないといけない。
それから、バッファローマンさんや組長さんの昔話を色々聞いた。
バニラさんの「自転車は苦しいばかりで楽しくない」という話は衝撃だった。
昼頃、暑くなってきてシケインからチームオフィスに移動。
ここではケムラーさんに攻められたw
今後どうしていくのか?とか機材を買ったほうが良いとかなんとか…
どうしていくかと言われても、実業団登録して転戦できるほど時間やお金の自由がきかないし、今まで通り家から日帰り自走で行ける範囲のホビーレースを楽しんだりするくらいかなぁ。
とりあえずAACAのTTは可能な限りエントリーする。
AACA出てたらそのうちキナンに声かけられるぞ!と煽られたが流石にTTだけではめちゃくちゃにぶっちぎらない限り声かけられないだろうし、今の機材だとめちゃくちゃにぶっちぎることはないだろう。まあ冗談だろうけどw
クリテは怖いから出ない。怪我して月単位で棒にふるとかアホらしくてやってられん。もしプロとして自転車に乗っているならレースで怪我するのも納得できるが、遊びで休日に出たレースで骨折とか最悪だし、学校や職場的にも色々弊害があるだろう。自分はそういう事に納得出来ないから、集団を形成するレースは回避したい。
機材に関しては、色々勧められたがそもそも買えないw
確かに速くなるってのは魅力的なんだけど、冷静に考えて機材投資によってこれ以上速くなるメリットがあまりない。ホビーレースで走るだけだし自己満足の世界だからね。大きなレースの時はサンコーさんでホイール借りることも出来るし。
もし将来実業団登録することがあれば、まあ機材投資も必要なんだろうな。
そもそも自転車乗ってるのは自分の身体を鍛えて速くなるのが快感だから。機材投資して速くなるのも良いけど、自分の身体を思い通りに動かして美しく速く走る快感には到底敵わない。実際、今回ホイールを借りて速く走れたが、自分のパフォーマンス自体は悪くて全然満足できる走りではなかった。
流石にビアンキ乗ってた時はフレームもホイールも柔らか過ぎて、全然思い通りに動いてくれなくてストレス溜まってたが、Tarmacとキシリウムプロは充分な剛性があって何も不満がない。
ワンピースとエアロヘルメットくらいなら手が届きそうだし、見た目もそれっぽく、良い感じになるのでそのうち導入するかも。でもそれくらいかな。
パワーメーターは確かに興味あるけど、値段を考えると優先順位がかなり低いと思う。というより買えない。
まあ、全般的にタダで使えるなら喜んで導入するけど大金出してまで導入する意味が現時点では感じられないというのが本音。
鷹組では今回の勝利について、ものすごく盛り上がっていたけれど、正直自分はすごさがわからない。5ステージや国際ロードに出ている人たちが全員個人TTにエントリーしていたとしたら自分は絶対予選通過できないし、ただの凡人でしかない。
「一般的なホビーレーサーの中では」という前置きがあれば、それなりにすごいのだと思うけど…
ただ、練習再開して3ヶ月で、しかも途中あまり乗れない時期も挟みながらこのレベルまで上げられたことにはある程度手応えを感じている。1年くらい時間があれば、自転車に専念してどこまで強くなるのか試してみたいという気持ちもあるが、自分にはそんなことする勇気ないwww
でも確かに、全日本選手権のTT出場を目指す話には夢があって良いと思った。
将来挑戦できる条件が揃えば、狙ってみようと思う。
バッファローマンさんには全体の段取りをしてもらったし、アイロスさんには駐車券を譲ってもらったし、サンコーさんにはホイールを貸してもらえたし、ぴよぴよ隊のみんなにはホイール交換など手伝ってもらったり…
組長さん、カーリーは最後まで応援に残ってくれたし、大学のサイクリング部のみなさんも応援してくれてた。
また、鷹組の皆さんの協力でチームオフィスを借りられたのもとても大きかった。
バニラさんにはTTについて色々教えてもらって、初参加の自分でもなんとか走れた。
そして、練習仲間として、ライバルとして、ブルーさんの存在は大きかった。
本当にありがとうございました。
今まで自転車をやってきて、一番楽しい日になりました。
今後も変わらず、自転車を楽しんでいきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。