ポール星人のサイクリング日記

趣味で自転車を楽しむ鷹組ポール星人です。 寒さに強く、暑さに弱い。

シマノ鈴鹿 個人TT初出場で優勝!チームTT5位!その2

予選突破確実のタイムを出し、とりあえず安心してチームオフィスへ帰る。

まずはクールダウンにローラー。

やはりサドルが低すぎる気がした。ここ数日上げようかと悩みながら、シマノ鈴鹿直前ということもあって思いとどまってきた。しかし、今日は流石に耐えられず、2mm上げた。ローラーでの感触は良い。

次に、リアの変速不良の原因を探る。

ホイール交換したからスプロケかな…?

とりあえずスプロケを見ると、なんだかおかしい。10速のまま使っていたようだ…

アホや。とりあえず11-23の11速に交換。

まあ、予選で問題点を見つけられたことは良かったかな。

 

そんなことをしているうちに個人TT予選の結果が発表され、自分はそのまま2位通過。鷹組からはバニラさんも通過。タラさんは惜しくも予選通過ならず…

予選通過ボーダーは2分56秒(約Av.45km/h)で事前の予想とほぼ同じ。

 

そして、決勝進出者の中にはブルーさんの名前もあり、一安心。そんなに重症ではないようだ。おそらくブルーさんは距離が長くなるほど本領を発揮するので、決勝ではかなり順位を上げてくるだろう。他にはAACA常連のデストラYさん、大垣ピストンズのTさんなど、実力者が名を連ねていた。わずか2.2kmのコースで一つのミスが命取りだが、結果的にはほぼ順当に強い人たちが残っているように感じた。

自分は変速不良やエアロ装備(ヘルメットカバーとシューズカバー)なしの影響を考慮すれば実質予選1位でもおかしくないくらいの結果。優勝できるんじゃないかと思い始めたw

チームオフィスで軽く食べつつ、休憩。予選順位がなかなか良かったため、鷹組の皆さんから煽られるw

 

昼頃にはチームTTメンバーのアップ。自分は個人TT予選でアップできてるし、チームTTは自分にとって高強度ではないので特に何もしなかった。

全員準備完了で2時前招集。

順番はポール ピーター カナン カーリー

最初は自分先頭でいく。ホームストレートは40km/hで順調に。同時スタートの2チームより先にシケイン到達。ここで後ろを確認して「行けるか?」と声をかけた。減速を求められなかったため、このくらいのペースでいくことにする。裏ストレートは50km/hくらいで順調に回していたが、やや中切れ気味で少し待つ。スプーン手前でピーターに交代。計測ポイントでカナン先頭になったが、カーリーが付ききれず、自分とピーターが間に入って繋ぐ。カナンがしばらく牽き、ヘアピン前で再びポールの番が回ってきた。やや抑えめを意識しつつ、ひたすら「右通ります」と叫び続けながら脚を回していく。第一コーナーまでは脚を回すより声を出す方に体力を使った。最早なんの競技かわからないw

頻繁に後ろも確認しつつ、前にも声を掛けつつで、とにかく周りを気にするばかりで自分が自転車に乗ってる感覚があまりなかった。ホームストレートに入ってピーターに交代。カーリーが厳しそうなので、ピーターに抑えるよう叫ぶ。次はカナンだが、自分が長く牽いている間に体力を回復したのか、勢いが良すぎてピーター、カーリーがついてこれない。自分が中切れを埋めるように動きつつ、カナンに声をかけてペースを落としてもらう。この時点でのメンバー残り体力はポール8割カナン6割ピーター3割カーリー1割といったところか…(ポールの独断)

シケインでポール先頭に。ここでカーリーがかなり遅れる。

この場面が最も難しかった。数秒考えたが、ここまでの経過からもカーリーの体力が限界なのは明らか。次のスプーンでも確実に遅れるだろう。このチームの方針が「楽しく走ろう」であれば待つのだが、みんなの雰囲気からしても順位を狙いたいようだ。逆にカーリーを待ったことによって順位が落ちたらカーリーも責任を感じてしまうだろう。もちろん性格的に千切れても責任を感じてしまうだろうが、結果としてそれなりの順位が取れれば全員でゴールして入賞圏外よりはマシか。

「置いていくぞ」と叫び、裏ストレートに向けてポール先頭、3人で加速した。カーリーがチームTTのためにかなり頑張ってたのは知ってるから複雑な気持ちはあったが、こうなってしまったらもう切り離すしかなかった。序盤のペースをもっと抑えるべきだったし、先頭交代のたびにペースが上下し過ぎた。

3人になったため、もう誰も千切れられない。残り体力が少ないピーターが千切れないようなペースを守る必要がある。そうなると、ローテはリスクが高かった。みんなでローテしてこその楽しさを重視したかったけれど、もう無理そうだ。

あとはゴール前の第一コーナーまでポール先頭固定でいった。

ラストはカナンが前に出てきたが、やや早かったかな?カナンが前に出ると次はピーターが前に出なければならず、体力限界のピーターにはつらかった。それでもピーター最後の力を振り絞ってゴール。

タイムは16分23秒で最終的には5位。

 

入賞はしたものの、内容的には悔いが残る。アップダウンや風があるとペースを一定に保つのが難しかったし、先頭交代のたびにペースが上下し過ぎていた。

どうするのが正解だったのか…

とにかくカーリーには申し訳ない。

終わったあと、ピーターに「スタート直後からペース速すぎた」と言われた。

ホームストレートで後ろに「行けるか?」と聞いたときは抑えてくれと言われなかったからそのままいったが、あれがオーバーペースだったようだ。

一応自分がリーダー的な立ち位置だから、もっと始まる前に徹底的に確認しておくべきだった。無理なときは「抑えて」と言ってほしい。

これはチームTTやその他のチームスポーツに限らず、仕事や学校や社会生活全般で言えることだと思うけれど、自分の実力で出来ないことは正直に「できない」と言わなければならないし、上に立つものは言わせなければならない。

まあ、自分の感覚があまりに大雑把で、抑えてと言われて抑えたペースを維持することも難しいのだが…

だからこの件に関しては後悔が大きい。それなりに練習はしたが、ペースコントロールが甘かった。

本番は納得のいく結果、内容ではなかったが、みんなでレースに向けて練習して、鈴鹿サーキットを4人で走れたことは嬉しかった。

みんなそれぞれ仕事や学校がある中、精一杯頑張ってくれたと思うし、自分も良い時間を過ごせたと思う。

 

チームTTの後は屋外垂れ流しの水シャワーを浴びて、チームオフィスへ。

鷹組Aチーム、バッファローマンさん、イカルスさん、フックさん、タラさんのチームは4位で、結局後一歩で表彰台を逃すという結果になった。

50代のおじさんチームではアクシデントがあったそうで、なんとパゴス落車の情報が…

帰ってきたパゴスはシクロクロスのレースに出てきたかのような状態。

バイクもジャージも砂で汚れていた。怪我は肋骨と腕。かなり痛そう。

 

ローラーでクールダウンして、また少し食べる。

パゴスはレース終了。二人で車まで不要な荷物を運び、ついでに食料買出しに行った。

あとはチームオフィスで食べながら休む。鷹組の方々のほとんどはレースを終えて帰宅していき、夕方にはバニラさん一家とポール、パゴス、カーリー、組長さんだけになった。

自分はレース慣れしておらず、自分に合ったアップの強度やタイミングもさっぱり分からない。ローラーを回すバニラさんを見ながら真似してローラーを回すポール星人。暑さで怠いし早起きしてるから夕方は少し眠い。最も暑い時間にチームTTを走ったダメージも予想外にあって、脚が重かった。

表彰台が目標なんて大それたこと言うんじゃなかったと後悔。

 エントリーしたときは、

 

「夕暮れ時の鈴鹿サーキットをサイクリングとか最高だな!!」

 

と思って決勝進出を目標に練習してきたのだが、ホイールのお陰で大きくハードルが上がってしまい、最早楽しむどころではない。

6時になり、ヘルメットカバー(笑)とシューズカバーを装備し、干しておいた鷹組ジャージを着て、招集場所へ。

招集場所には約180人の予選を勝ち抜いた20人の猛者が少しずつ集まってきた。

 

 

いつも通り全然話が進まないのでまた分割します。

その3へ続く。。。